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歯内療法とは、歯の根の治療、いわゆる歯の神経の治療です。この病気の原因は細菌であることが明らかになっています。細菌の感染を除去し、再感染を防止することが大切な治療です。アメリカの歯内療法専門医の抜髄(歯の神経を取って薬をつめる)処置の成功率は90%以上ですが、日本の保険診療における成功率は約60%と言われています。(須田英明 わが国における歯内療法の現状と課題 日歯内療誌 2011 32(1):1-10)
わずかな費用で検診や歯科治療が受けられる日本の保険制度は、いい点もたくさんあるのですが、海外では考えられないような材料、低コストで治療が行われているため、
学校の歯科検診で虫歯を指摘→保険での治療→虫歯の再発→神経を取る処置→銀歯をかぶせる→虫歯の再発→抜歯 という悪循環に陥ってしまうのです。
世界で標準的な治療を行おうと思っても、日本の保険治療での歯内療法は、海外と比べ費用は1/10程度で、 物理的に無理なのです。
きちんとした診査、診断を行い、科学的、生物学的に考慮した精密な歯内療法を行うためには日本の現行の保険制度は足かせにしかならないのです。
歯内療法の成否は、その歯の寿命に大きく関わってきます。日本では根の病気があるから抜歯だと言われるような歯も、世界標準の歯内療法を行えば保存できる可能性が高いのです。
世界標準の歯内療法には、
が必要であり、どれが欠けても最善の結果を得ることはできないのです。
当院では専門のトレーニングを受けた歯科医師が、AAE(アメリカ歯内療法学会)のガイドラインに従い、アメリカの歯科大学で1位にランクされているペンシルバニア大学歯内療法学科のコンセプトとテクニックに乗っ取って治療を行っております。 またアメリカ歯内療法学会、日本歯内療法学会、PESCJ(ペンエンドスタディクラブインジャパン)に所属し、最新技術、コンセプトのアップデートも欠かしておりません。
自分の歯の大切さを真剣に考える方、本当に自分の歯を守り、長持ちさせたいと考える方にこのような治療があるということをわかっていただければと思っております。
ラバーダム防湿
根管治療の際に、ゴムのシートを使用して、治療する歯だけを露出することをラバーダム防湿と呼びます。 治療中に使用する強い殺菌作用のある薬でお口の粘液を傷つけることを防止したり、治療箇所に唾液が入ることによる汚染を防ぐ効果があります。 アメリカ歯内療法学会ではラバーダムの使用は必須とされていますが、日本での装着率は約5%以下です。
従来の歯内療法との比較
精密な歯内療法 | 従来の歯内療法 | |
---|---|---|
無菌的処置 | 厳密に行う (オラシールや周囲の消毒まで) |
行わない場合が多い (診療報酬がないため) |
バー | ハイレベル滅菌のバーを使い捨て | 滅菌したバーを使い回し |
Ni-Tiロータリーファイル | ハイレベル滅菌のファイルを使い捨て | 滅菌したファイルを使い回し |
ハンドファイル | ハイレベル滅菌のファイルを使い捨て | 滅菌したファイルを使い回し |
根管洗浄剤 | 適切な濃度の次亜塩素酸ナトリウムやEDTA、滅菌精製水 | 水道水の場合が多い |
根管貼薬剤 | 水酸化カルシウム | FCやFGや市販の糊剤が多い |
仮封 | 厳密に封鎖できる材料 | ストッピングの場合が多い |
治療回数 | 1回〜3回 | 何回もかかる場合がある |
治療費 | 自由診療のため高額 | 保険診療のためリーズナブル |
成功率 | 90% | 50%程度 |
自分の歯を残したいと思っている方へ
当院では、なるべく患者さんの歯を残して使っていけるよう、精密な治療を行っております。
患者さんが諦めかけている歯でも、正しい診断で正しい治療をすれば残せる可能性があります。
私たちはその歯を残すために努力を惜しみません。
ただしそのためには、時間と費用が必要な場合もあります。詳しくは医院にてお尋ねください。
※患者さんの歯の状態により必要な治療が異なるため、一度お問い合わせください。